2024年に行くべき山口県でローカルライフを満喫する

アメリカの「ニューヨーク・タイムズ」紙が毎年一月に掲載する「52 Places to Go in 2024/2024年行くべき52ヵ所」。
毎年選ばれた場所は、観光客が多く訪れることで非常に影響力がある記事として注目されています。
今年行くべき52ヵ所には、今年皆既日食が観測される北米、オリンピックが開催されるパリに続いて、日本から山口市が三位に選ばれました。
県下の有名無名な観光地などが紹介されていて、納得しつつも「いや、もっと山口には良い所がある!」との思いが湧いてきたので…今回は地元山口で生活する僕達ロータススタッフが勝手におススメする『ニューヨーク・タイムズは絶対行かない!GWに山口の行くべきディープスポット』をご紹介。
かなり僕たち目線なセレクトですが、B級グルメや変な場所が沢山あるので、是非GWは山口まで遊びに来てください。

まずは異国ムード溢れる場所からサンドイッチ片手にスタート!

最初は錦帯橋と米軍岩国基地があり、和洋折衷の街岩国市から、岩国基地近くのサンドウィッチスタンド『UP RISE』。場所柄来店されるお客さんも日本人と外国人半分くらいの異国情緒あふれるお店。メニューは定番系の「BLT」(￥300)や「ハムタマゴサンド」(￥220)からスィーツ系の「季節のフルーツサンド」(時価)まで、とにかく豊富。サイドメニューの「オニオンリング」(￥330)もおススメ。

■UP RISE
山口県岩国市車町2-3-17　 0827-21-2151 オープン11:00〜20:00 毎週日曜日・月曜日定休

潮風を感じながらヴィンテージバイクを堪能する

次は県下最大の島、周防大島の風光明媚な景色の中に突然現れるヴィンテージバイクショップ『Stubble hill』にお邪魔。オーナーの平岡氏は大のYAMAHA『SR』ファン!このビッグシングルに惚れ込みガレージには新旧のSRが所狭しとならんでる。カフェレーサー、ボバー、トラッカーなどSRベースで様々なカスタムに挑戦してくれるのでオーナーに相談してみよう。

■Stubble hill
山口県大島郡周防大島町小松開作158-54　オープン9:00〜18:00　毎週火曜日・第三日曜日定休

白い壁に包まれた港町の純喫茶で昭和の気分を味わう

次に訪れるのは、白壁の街並みと金魚の提灯が可愛い柳井にある純喫茶『わんぷれーと』。「この建物に惹かれてわざわざ引っ越して始めたんです」と言う、オーナーの遠近さん。ご夫婦で営む小さな喫茶店には二人の世界感がきゅっと詰まった空間。オムライス・ナポリタン・プリン・クリームソーダと夢のようなメニューに子供の頃の思い出をダブらせながら、結局コーヒーをいただく。

■純喫茶わんぷれーと
山口県柳井市旭ヶ丘1-3 オープン8:00〜17:00　毎週木曜日定休

瀬戸内の小さな島の奇跡の海と山の魅力を考える

山口県熊毛郡上関町長島。短い橋を渡り、静かな瀬戸内海に島々がぽっかり浮かんだ景色を上盛山展望台から望むと、なんだか心が安らぐ。そぐ傍の祝島との間の海はカンムリウミスズメやスナメリをはじめとする絶滅危惧種の住処をいまも保っています。シーカヤックやシュノーケリングを楽しみながら貴重な生物と触れ合うのは、色々なことを考える大事な時間の過ごし方だと思う。

■上盛山展望台
山口県熊毛郡上関町長島10071

今も稼働する日本最大級の登り窯で土に触れてみる

山口の焼物と言えば萩焼が全国的にも有名ですが、僕たちが紹介するのはもっとディープに!県中央部に位置する防府市で100年以上の歴史があり、国内では希少な蛸壺を専門に製造する『多幸窯』。民藝運動の主唱者の柳宗悦も、著書『手仕事の日本』の中で「山陽第一の民窯と呼んでよいかも知れませぬ。」と触れるほど味わい深い焼物。三日三晩寝ずに薪をくべる火入れの様子は幻想的であり、窯人の熟練の技と炎のコラボによる独特の風合いは一つ一つに色や表情を与えます。窯の火を利用したドライフラワーも一見の価値あり。

■多幸窯
山口県防府市江泊198

突如現れる巨大なヴィンテージラグとヨーロッパ家具の倉庫で掘り出し物を物色する

始めてくる方はその巨大な倉庫型の店舗にホントに日本かなって思うほどの『lool / ロール』。外国語が堪能なオーナーが直接現地に赴いて買い付ける、北欧のヴィンテージ家具や雑貨、トルコのラグなどで店内はボリュームいっぱい、販売だけでなく家具の修理・メンテナンスからレンタル、インテリアや家の相談までのってくれる優しいご夫婦です。

■lool
山口県山口市陶1265-1 オープン 平日:12:30-17:00 土日祝:10:00-17:00 金曜日定休

 

2024年じゃなくても行くべき山口県のディープスポットはまだまだ続く

山口県のディープスポットどうでしたか?今回紹介したのはほんの一部。まだまだディープなスポット沢山あるので、そちらは次の機会に。
ゴールデンウィークは是非山口でローカルライフを満喫してください!お待ちしてます。