
冬本番。
ただ”暖かい”だけじゃ
選べない時代に
ロータスが本気で推したい
二大アウター。
方向性は違えど、
どちらも完成度の高い実力派。
今回は
"ROUND制"で
徹底比較します。
保温力(暖かさ)


✔ 700FPリサイクルダウン
✔ 密度の高いインサレーション
✔ 強風でも安心のフード構造
"包まれるような暖かさ"が
最大の武器
Jackson Glacierは700フィルパワーのリサイクルダウンを高密度で充填し、保温層を”面”で支える設計になっています。
一般的なダウンが”空気を多く含ませて膨らませる”のに対し、このモデルはダウンの偏りを抑える均一構造が特徴。
そのため、外気の冷え込みに対してムラなく温度をキープしやすい。
更にシェルには、パタゴニア独自のH2Noパフォーマンススタンダード採用の防水性・撥水性の高い素材を使用。
芯のあるハリ感があり、外気が生地を押し込むのを物理的に防ぐため風が強い日ほど性能さが出ます。
フード部分は立体裁断+高めの襟構造で、”首〜後頭部までの空気層”がダウンの保温性能を最大化し、包み込まれるような均一に実現していきます。
静的保温(立ち止まる・通勤)に非常に強い、都市型ハイパフォーマンスダウン。


✔ 軽量オーロラテックス×上質ダウン
✔ 蒸れにくい構造で体温調整しやすい
✔ 行動する冬に最適
”軽さ×暖かさ”のバランスが
秀逸
NANGAのMIKAMIは、軽量オーロラテックスをメインファブリックとした防水・透湿のバランスに優れたモデル。
オーロラテックスは”完全防水系の硬い生地”とは異なり、動きに追従する柔らかさと、湿気をしっかり逃がす透湿性能の高さを併せ持っています。
これにより、冬でも動く人の体温上昇と汗の処理に強い。
内部のダウンはNANGAらしい高品質・高復元力の国内洗浄ダウン。
膨らみが早く、軽量なのに暖かい理由は「含む空気量の多さ」×「膨らみ戻りの早さ」にあります。
MIKAMIの構造では
・脇下の可動域を広げたカッティング
・過度にダウンを詰めすぎない”行動温度域”の設計
が組み合わさり、”暑くなりすぎず、寒すぎない”絶妙な保温バランスを形成。
さらに袖口や首周りの締まり方も自然で動きの中で保温層が乱れにくい。
動的保温(歩く・動く・子供と出かける・長時間外出)に最適な軽量アクティブダウン。
素材スペック(耐水・透湿・強度)


✔ H2Noパフォーマンススタンダードの耐水レベル
✔ 防風性→風の冷たさをカット
✔ 撥水(DWR)仕上げ
✔ 濡れてもヘタらず、”街〜アウトドアまで対応”
”全天候型の街ダウン”として
優秀
街で羽織るなら、これほど安心感のあるダウンはなかなかない。
H2Noは軽さと防風性のバランスに長けていて、風が強い日でも体が冷えすぎない。
撥水加工(DWR)により、雨や雪くらいならはじいてくれるので、「濡れたら困る...」という日常の小さなストレスはほぼゼロ。
しかも生地自体の質感が柔らかく、手で触れると微かにマットな風合い。
肩や腕を動かしたときのしなやかさもあって、街中のちょっとした動きに自然にフィットする。
”全天候型だけど軽やか、街歩きのストレスを消してくれる包容力”が最大の魅力。



✔ AURORA TEX LIGHT(耐水20,000mm/透湿6,000g)
✔ 雨と雪に強い
✔ 中の蒸れだけを逃がす「軽量防水透湿」
✔ 冬の高アクティビティに対応
雨雪に強いのに軽いNANGAらしい
最先端素材
本格的なアウトドアシーンにこそ力を発揮するダウン。
耐水20,000mmという数字は、傘無しでも雨や雪の中を安心して歩けるレベル。
透湿6,000gで、汗をかいたときの蒸れもきちんと逃がしてくれるので、動きながらも快適さを保てる。
止水ファスナーや縫製の丁寧さが、単なる機能性だけでなく「着た時の安心感」にも繋がる。
生地は薄く軽やかだけど、防水透湿のバランスが完璧で雨に濡れる不安は一切ない。
動きやすくアクティブシーンでもストレスゼロ。
”本気の防水透湿力で雨でも雪でも怖くない。信頼感が体にじんわり染みるダウン”が最大の魅力。
シルエット×コーディネート相性



✔ フード付きでカジュアル
✔ タウンユースに馴染む
✔ がっちり暖かい”頼れる見た目”
フード×程よいボリューム。
patagoniaはフードまわりから上胸部にかけて柔らかい膨らみを設計しており、着用時に”温かみ”のある印象を自然につくります。
丸みのあるシルエットはカジュアルアイテムと相性がよく街着として違和感なく馴染みます。
また、フードがしっかり立つことで顔まわりに明るさが生まれアウター全体の重心が上に寄るためスタイリングのバランスを整えやすいのも特徴です。
【シルエットの要点】
・柔かなボリュームで”冬の主役”らしい存在感
・カジュアル軸のコーディネートに自然にフィット
・重心があがり全体のバランスが取りやすい


✔ スタンドカラーで大人っぽい
✔ ミリタリーとトラッドと相性抜群
✔ 黒の質感がミニマル。
スタンドカラー×ミニマルな黒
NANGAはスタンドカラーが顔まわりをシャープに整え直線的なパターンが全体の輪郭を引き締めます。
ミニマルなブラック生地は光の反射が少なく装飾性を抑えた洗練された印象を形成。
きれいめ・ミリタリーどちらにも馴染む汎用性が魅力です。
無駄をそぎ落とした構造によりスラックスやレザーシューズと合わせても違和感がなく、大人のアウターとして完成度の高い一着です。
【シルエットの要点】
・顔まわりをすっきり見せるスタンドカラー
・黒のミニマルな質感が幅広いスタイルに対応
・直線的なラインで全体を端正に見せる
機能・ディテール
【patagonia Jackson Glacier Jacketの説明書】
1.フード一体型構造:機能の本質
フードが一体で設計されていることで、首〜後頭部〜頭頂部までの保温空間(エアレイヤー)を連続的に保てます。
立体裁断によりフードが顔まわりにフィットし、隙間からの風の侵入を最小化。
結果として、首元で熱が逃げるのを防ぎ顔まわりの冷えを抑えます。
フードの高さや芯材の入れ方しだいで風当たりに対する耐性が変わる為、強風時の防寒性能に直結する重要なパーツです。
2.2WAYフロントジッパー:快適性の仕組み
上下どちらからも開閉できる2WAYジッパーは、着用中の体温調整や座ったときの動作を考えた実用機構。
上だけ開ければ首もとの保温は維持しつつ、足元の動きやベンチに座るときのストレスを軽減できます。
また、下側を少し開くことで換気のコントロールができ、長時間の移動でも過度な蒸れを防ぎます。
都市での通勤や車移動が多いユーザーにとって地味に重要な機能です。
3.ハンドウォーマーポケット(裏起毛):体感温度を上げる設計
ポケットの内側に起毛素材を使用することで、手を入れた瞬間の体感温度が格段に上がります。
起毛は空気を抱え込むため断熱効果が高く、ダウンの暖かさを手元まで拡張する役割を果たします。
また、ポケットの位置・角度設計によって手を自然に差し込みやすく、日常のストレスを減らす”使いやすさ”も考慮されています。
4.H2No×DWR加工:雨雪・風への総合対策
H2Noは撥水・防風・一定の耐水性能を備えたパタゴニアの独自基準(シェル性能)。
さらにDWR加工(撥水処理)を併用することで生地表面で水滴を弾き、濡れを防ぎます。
濡れるとダウンの断熱性能が落ちる為、シェルの耐水性は”保温性能維持”に直結。
加えて風を遮るバリア機能が優れれば体感温度を大きく守れる為、全天候での安心感が生まれます。
5.700FPリサイクルダウン:保温効率と持続性
フィルパワー700は「ダウンの復元力(膨らみ)」を示す指標で、空気を多く含むほど断熱効率が高くなります。
リサイクルダウンを用いることで環境配慮もしつつ、適切な充填量で”膨らみ→空気層”を作ることで少ない重量でも高い保温力を確保。高密度に充填された構造と生地の遮断性能が合わさることで、「包み込まれる均一な暖かさ」を実現しています。
都市で”止まって過ごす”シーン、通勤や雪の降る日の立ち止まりに強い設計。
外気を物理的に遮断して内部の温度を守る”静的保温”が得意。
【NANGA AURORA TEX LIGHT STAND COLLAR DOWN JACKET "MIKAMI"の説明書】
1.軽量AURORA TEX LIGHT:防水透湿の両立
AURORA TEX LIGHTは”防水と透湿を両立させた軽量シェル”を目指した素材です。
膜構造や多層ラミネートにより水の侵入を防ぎつつ、身体から出る蒸気(水蒸気)を外へ逃がす透湿性を確保します。
これにより運動で体温が上がった際も蒸れにくく快適さが続きます。
軽さは着用のストレスを減らし、行動中の快適さを上げる重要な要素です。
2.スタンドカラー:首周りの効率的保温
フードを持たない代わりに高さのあるスタンドカラーで首元を包み込み冷気の侵入を防ぎます。
スタンドカラーはフードに比べて見た目がすっきりし、コーディネート幅が広がる一方、内側の素材や芯材の厚さで保温性能を微調整可能。
必要以上に膨らまず、首周りの動きを妨げない設計で”上品さ”と”機能”を両立します。
3.内ポケット多めのミニマル設計:収納と動線の最適化
内ポケットを多めに配置することで、外ポケットを開け閉めすることなく小物を安全に携帯できます。
特に行動中はポケットの出し入れが減ると保温維持に寄与します。
ミニマル設計とはいえ、ポケット位置やサイズがユーザーの動作を阻害しないよう吟味されている点がポイントです。
4.高品質ダウン×国内縫製:保温効率と長寿命
NANGAが採用するダウンは清浄度・復元力に優れたものが多く、少量でも優れた暖かさを発揮します。
国内縫製によりキルティングの精度や縫い目の処理が細かくダウンの偏りを抑える縫製品質が期待できます。
結果として、長期使用時のダウンの偏りや縫い目からのロスが少なく、耐久性と保温効率が高いまま長く使えます。
5.程よいフィット感のシルエット:保温効率の設計哲学
MIKAMIではダウンを詰めすぎず、動きやすさを優先したカッティングが採用されています。
体に程よく沿うことで空気層を効率的に保ちつつ、過剰なボリュームを避ける設計は”動的保温”に向きます。
歩行や階段の上り下りなど、体が動くたびに発生する熱を逃がしすぎずかつ蒸れを防ぐバランスが狙いです。
動きながら快適に過ごすシーン、長時間の外出やアクティブな冬行動に強い設計。
軽さと透湿性を活かした”動的保温”の名手。
The Final Call
ここだけは断言します。
暖かさの質を重視するならPatagonia
軽さ・機能性・大人っぽさで選ぶならNANGA
どちらが優れているのではなく、あなたがこの冬をどう過ごしたいかで選ぶべき一着は変わります。
そして最後は、
あなたの冬のスタイルが勝者を決める。
スペックでも、価格でも、流行でもない。
あなたがこの冬、どんな景色を見たいのか。
どんな時間を過ごしたいのか。
そのビジョンに、より強く響いたほうがあなたの正解。
迷って今日この瞬間まで来たならもう一度だけ踏み出してください。
その一歩がこの冬を最高にしてくれる一着へ繋がります。
▼店頭で試着する
シルエット・軽さ・素材の良さは写真だけでは絶対に伝わりません。
ぜひ店頭で着比べてください。
あなたの”冬の相棒”を一緒に選びます。
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