
フェリシンビュッシュデニムを穿いて
今回は少し、自分が本当によく穿いているデニムのお話をさせてください。
正直、こういう文章を書くのはあまり得意じゃありません。
かっこいい言い回しもできないし、
語れるほどの知識がたくさんあるかと言われると、そうでもない気がします。
ただ、毎日のように穿いて、
気付けば何年も一緒に過ごしてきたデニムがあって、
それについてなら、色々と話せることがあるかな、と思いました。
それが、BRU NA BOINNEのフェリシンビュッシュデニム。


お店に立っていると、
「それよく穿いてますよね」と言われることがあります。
確かによく穿いています。
仕事の日も、休みの日も。
理由はシンプルで、すごく気に入っているから。
朝、迷ったらこれを穿く
朝、何を穿こうかと迷ったとき、
今日は出張でかなり歩くな、
少し気分を上げたいな、
そんな時に、自然と手が伸びる、いやいや、足が伸びるパンツ。
決して派手じゃない
すごく流行っているわけでもない。
でも、穿くと少しワイドなシルエットが、ほどよく主張していて
よしっ今日はこれでOK!って思えるデニム。
そういう服って意外と少ないと思うんです。
新品のときより、今のほうが好き
もちろん、新品のゴワゴワ感や濃い紺色も好きです。
でも、このデニムは穿いて時間が経過している
今の姿のほうが正直しっくりきています。
色は少し落ちてきていて
膝やポケットまわりにあたりが出て、
生地もくたっと柔らかくなった。
色落ちを見ると、自分がどう動いてきたか
なんとなく分かります。
例えば、お客様のパンツの丈合わせの時に、右膝を床につけているから、右膝の色落ちが進んでいたり。
自分ならではの色になっていきます。


穿いて洗ってを繰り返し、日々変化していく色落ち、そんなエイジングが楽しい。
だからこそ、今もずっと穿き続けている。
好きなところ①
デニムと同じ色のステッチ
このデニムの話になるとだいたい最初にお話しするのが、ステッチの色です。
一般的なデニムだと金茶や黄色のステッチが多いですよね。
でも、このフェリシンビュッシュデニムはデニムと同じ紺色のステッチ。

この選択がすごく好み。
ポケットの輪郭や縫い目が主張しすぎない分ワイドなシルエットそのものが、すっと目に入ってくる。
それに、色落ちしてきたときが、なお良い。

ステッチが目立たないから縫製部分の色が落ちてきたとき、アタリや、陰影がより強調される。
長く穿くことを前提に、ちゃんと考えられて作られているなと感じるポイントです。
好きなところ②
ガゼットクロッチの安心感

穿いていて楽というのも、このデニムの大事なところです。
股下にガゼットクロッチが入っているので、
歩いたり、しゃがんだりしてもつっぱりにくい。
目立たない地味な仕様ですが、穿いていると動きやすく、差は歴然。
今日もこれを穿こうと思える。
そう思える服は自然と出番が増えると思います。
結果的に経年変化も進んでいきます。
好きなところ③
セルヴィッチデニム
生地は、昔ながらの力織機で織られたセルヴィッチ。
大量生産の生地とは違い、ゆっくりと時間をかけて織られるため、
生地にムラがあり、奥行きがあります。
穿きこむごとに身体に馴染み、唯一無二の表情へと変化していく。

ロールアップしたときに見える耳も好みです。
好きなところ④
さりげないデザイン
右後ろのヨーク部分にひっそりと施されたてんとう虫の刺繍。
ポケットスレーキにはてんとう虫のプリント。



真鍮銅メッキ製ネオバボタンの足には桜のモチーフ。
無骨なデニムにほんの少しのユーモア。
言われないと、ほとんど気付かれません。
自己満足かもですが、でも、分かる人だけ分かる感じが個人的に好きです。
BRU NA BOIINEらしい一手間が、ちゃんと注がれています。
このデニムを穿いて、
行きたくなった場所
このデニムを穿いて、どこに行こうか考えたとき
ふと思い浮かんだのが、レトロ自販機でした。




少し色あせた筐体。
年季の入ったボタン。
なんとなく惹かれる、レトロな雰囲気。
そして、ボタンを押すと、中から湯気の立つうどんやそばが出てくる。
記憶の中のレトロ自販機
レトロ自販機を見ると、小さい頃の記憶がよみがえる。
家族で出かけたときドライブインに立ち寄ってワンコインで食べたうどんやホットサンド。
いつもの食事とは違う、自販機で購入するちょっとした特別感。
出来上がって出てくるまでの時間がわくわくして楽しかった。
そして、やっぱり美味しいじゃないか。


フェリシンビュッシュデニムを穿いてレトロ自販機の前に立った時ふと思った。

この二つ
意外とよく似ている。
穿くことでアタリが出て、色が落ちて自分の時間が重なって、完成に近づいていく。
レトロ自販機も同じで、
ピカピカの新品よりも少し色褪せて、年季が入った姿だから魅力的。
どちらも価値を下げないどころか、価値を足していく存在。
てんとう虫の刺繍や、スレーキに入ったプリント。
言われなければ気付かないぐらいの存在だけど、知ってしまうとちゃんと印象に残る。
レトロ自販機も、派手な演出や看板があるわけでもない。
でも一度体験すると、印象に残りまた行きたいと思ってしまう。
そんな共通点のある2つが引き寄せられたのか
穿き続ける理由
フェリシンビュッシュデニムは決して派手なデニムではありません。
でも日常にすっと馴染んでくれる。
細かいギミックが効いていて
穿いたときにテンションが上がる
そんなデニムだと思います。
また穿いていくうちに、変化していくデニムの経年変化も穿き続けても、全く飽きない理由だと思います。
僕は今日も、フェリシンビュッシュデニムを穿いて店頭に立っています。
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